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2020 / 03 / 17 21:47
脚本の伊佐山紫文より
手話通訳入り「上方うた芝居」
『レイチェル・カーソン やめなはれDDT!』
原作:夙川座
台本・作詞:伊佐山紫文
作曲:山田美由紀
今ではスーパーの棚に無農薬有機栽培の野菜が並び、農薬が使い方によっては危険であることは、心ある人々の常識となっています。
ところが、第二次世界大戦後、農薬は害虫から作物や体を守る魔法の薬として、その危険性が全く認識されていない時期がありました。。
頭から白い粉、DDTを浴びせられている子供たちの姿。
映像で観たことがありますよね。
あの頃、人々は、農薬によって、害虫のいない世界に住めるようになると、本気で思い込んでいたのです。
そのような風潮に異議を唱え、世界を変えたのが、レイチェル・カーソンその人でした。
末期の乳がんと戦いながら書き上げた最後の著書『沈黙の春』は、世界で爆発的に売れ、各国はDDTの規制に乗り出しました。
もちろん、レイチェル・カーソンの仕事は、評価する人、しない人、様々ですが、たった一つ、確かなことがあります。
それは、壊され行く自然を前に心を痛め、時代風潮と戦う決意をした、一人の感性豊かな女性がいたという事実です。
夙川座では、次回公演(令和2年2020年11月予定)でレイチェル・カーソンの生涯を取り上げます。
手話通訳入り「上方うた芝居」
『レイチェル・カーソン やめなはれDDT!』
科学者として、作家として、そして乳がんに冒されながら一つの時代を駆け抜け、確かにこの世界を変えた一人の女性、レイチェル・カーソンの姿を描いていきたいと思っています。
手話通訳に完全オリジナルの音楽、それに、いつものお笑いもてんこ盛り、もちろん大阪弁で笑かします。
期待してくんなはれ!
令和二年(2020年)3月17日
(株)夙川座座付作家 伊佐山紫文